最近思うこと。
2月に出産し、ただいま子育ての真っ最中。
毎日が新鮮で・・・でもこどものちょっとしたことにも敏感になってしまい、
気疲れしてしまうこともある。
今思えば、妊婦生活がとても懐かしい。
お腹が重たくて、腰も痛くて、早くこの子をお腹から出したい!!と
思ったこともあったが、お腹にこどもがいることで貴重な体験もたくさんした。
「胎動」は妊婦にとって「お腹に子が宿ってる!」と実感する最大の
感覚ではないだろうか。
「お腹を蹴られる」とよく聞いていたので、胎動とはそのようなもの
ばかりだと思っていた。
でも最初の胎動はヘンな言い方だが、ニョロニョロとお腹の中を
ミミズが這うような感覚だった。
私は変わっているのか、出産がとても楽しかった。
たしかに噂どおり、陣痛は半端な痛さではなかった(汗)。
やって来ては遠のき、そんなことが15時間も続いたのに、
また体験したい!と思えるのだ。
それにできたらこれから出産を控えている方々に、
できる限り陣痛を経験してもらいたいと思うのだ。
だってあんな痛さは貴重だよ、妊婦にしか味わえないんだよ。
あの痛さなくして、子どもを産むなんてもったいない。
こんなこと思うのは私だけなのだろうか・・・?
やっぱりヘンなのかな?
毛が生えていた。ガッツ石松似。
我が家の姫誕生と出産のお話。
2005年2月10日午後5時52分、相模原の
総合相模更生病院で、我が家の小さなかわいい姫が
誕生しました。
生まれた瞬間、小さな産声をあげましたが、
羊水をかなり飲んでいて、かかとに少々チアノーゼ反応が。
次の日まで保育器の中で過ごしました。
顔も体も毛むくじゃらで、何よりも吸引分娩のために
頭がとんがって生まれてきたので、パパママはちょっと心配しました。
体を洗ってもらう前の姫に声をかけたら、私の方をちらっと
見たのです。すごく感動しました。
でも抱っこはママよりも、分娩室の外で1日中つきっきりでいてくれた
パパのほうが先でした。
我が家のお姫さまは誰からも愛されるように「あかり」と
ひらがなで名づけられました。(パパが考えたよ♪)
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ここで生まれるまでのお話を少し。。。
まだ外も薄暗い早朝、私は重いお腹を抱えながらトイレに
起きました。
昨日はいとこがやって来て、娘の使ったクーファンと
ベビーバスを置いていってくれました。
それらを横目にまだ起きるのには早かったので、
もう一眠りするかなと布団の中に戻ったとたん、
なんだか尋常ではない出来事が・・・
「破水だ!!!」
1月末からお産準備のために実家に帰っていた私。
2階で眠っている父と母を起こし、父の車で
急いで病院へ行きました。
お腹の子に早く会えるという嬉しい気持ちでいっぱいでした。
予定日は15日なのに早めの出産になるのね・・・
昨日いとこが来るから廊下の雑巾がけを張り切ったせいかも。
即入院し、破水しているために抗生物質を点滴されました。
点滴なんて生まれて初めての経験でしたね。
予定日よりも5日早くの破水だったためもあり、
姫の頭が完全に骨盤の中にすっぽり降りておらず、
陣痛がやってきては遠のき、結局、生まれたのは
次の日の夕方でした。
回旋異常で帝王切開になるかもしれなかった出産。
私の骨盤が大きめということで、どうにか自然分娩の
方向にいきました。
順調にお産も進んでいましたが、途中で吸引分娩に。
長い陣痛の痛さで2食も抜いたせいで、私の体力が
消耗していたのです。
姫は頑張っているというのに!
そしてどうにか無事に出産を終えることができました。
後から出てきた胎盤を見て、先生から胎盤早期剥離に
なりかけていたと言われました。ひぇ~・・・
早期剥離って尋常ではない痛みだと聞いたことがあるので、
姫が少し予定を早め、それになるのをのがしてくれたのかも。
陣痛はそれはそれは言葉に表せないほど痛かったけれど、
時間が経てば忘れちゃうって話、本当ですね。
だから2人目、3人目を産もうという気持ちが出てくるのですね。
でもあまりの痛さに「いててぇ~・・・」と独り言を言いながら
気を紛らわしたり、どうにもならないのにナースコールを連打して
忙しい看護士さんたちを振り回していた私なのでした。