大怪獣と曾おばあちゃん | 星の丘のちいさなおうち

大怪獣と曾おばあちゃん

祖母(姫の曾おばあちゃん)が先週亡くなり、亡くなった次の日には

お通夜、そして告別式となんとも超っ早なスケジュールでした。

姫の突発性発疹も最高潮に達していましたが、熱はすでに

平熱だったので、いつもの元気な姫に戻っていました。



1才7ヶ月ですでにお葬式を経験するのかぁ・・・などと考えながら、

もちろん長時間のお坊さんのお経にも耐えられるわけがないので、

姫は親族の席には座れないなぁと思っていました。


祖母の葬儀は会場を借りて行いました。

お通夜が始まる直前まで会場内を走り回る姫あせる

何もかもが遊園地の遊具に見えたのか、仕切りのポール&綱には

乗ろうとするし、祭壇には登ろうとするし、いたずら炸裂。

じっとしていることなんてまったくないのですから。

いつものことなんですけど・・・。


見てもらえる人も現れず、私は親族席にも座れずに2階の控え室で

姫とふたりで終わるのを待っていました。

孫なのにお焼香もできないの!?と少々イライラしながら、

様子をうかがいに会場へ降りていったら、義母が姫をみていてくれると

いうので、来訪者の列の最後尾に並び、そこからお焼香を済ませました。

もうトホホです。悲しんでいる暇なんてまったくない状態でした。



これではもしかしたら告別式や火葬場にも行けないかも・・・と

不安がよぎり、告別式こそはきちんと出たかったので、義母に一日姫を

見てもらえるようにお願いしました。

おかげでゆっくり祖母を見送ることができました。



この葬儀で親戚中に姫の暴れん坊振りがわかってしまいました。

なかにはおとなしい子どももいますもん。

でも今回は姫以外には小さな子はいなかったので、比べられなくて

よかった、よかった。

でも本当にすごかったんですよ、姫。

まず、病院から祖母が帰宅してくる際に、前もって敷いておいたお布団に

ダイブしそうになるは、横たわっている祖母の上にもダイブしそうに

なったから焦りましたわよ。

言い聞かせてもわからない。あのときはホントに苛立ちました。


でも祖母もそんな姫の様子をどこかで見ていて、やれやれと

笑っていてくれたことでしょう。

ボケてしまい、私と妹が混同してしまったり、名前さえも忘れてしまう中、

姫の名前だけはしっかり覚えていました。

介護施設から定期的に自宅に帰ってくる日が月に一度あったのですが、

姫がいてなかなかお見舞いにも行けなかったので、そういうときに

姫を連れて実家へ祖母に会いに行っていました。

あるとき行けないことがあり、帰り際まで祖母が

「いつもの小さなかわいい子が来るから」と姫のことを

待っていたそうです。

患っていた病気が悪くなり、姫にとって今年4月に老人病院へ移るときに

祖母と会ったのが最後となってしまいました。

姫はきっと曾おばあちゃんに抱っこされたことなど記憶に

ないかもしれませんが、もう少し大きくなったら私が姫に

曾おばあちゃんの思い出をたくさん教えてあげようと思います。